国際美術館・万国博ホールの撤去後は駐車場に 万博公園

 日本万国博覧会記念機構は、国立国際美術館と万国博ホールなどの建物を解体・撤去し、跡地を駐車場として整備することにしている。国際美術館は、11月に大阪・中之島に移転することになり、1月で万博での美術館活動は終了している。万国博ホールも、昨年から閉鎖されている。これらの建物は老朽化が激しく、建物の解体・撤去が決定していた。跡地の利用が検討されていたが、日本庭園前駐車場として整備することになった。

 撤去されることになっている建物は、万国博ホール、国立国際美術館と美術館に隣接する「旧三越食堂」の建物。これらの建物は、1970年の大阪万博の際に建築され、それぞれ万国博ホール、万国博美術館、三越食堂として利用されていた。互い違いの三角屋根とガラス張りの側面が印象的で、建物は万博終了後もそもままの状態で残された。しかし、30年以上が経過した万国博ホールは、老朽化が激しく周辺に同様の施設があることから、年間4千万円の赤字を出しているという。国立国際美術館も収蔵庫の狭さや交通の便の悪さから中之島への移転を決定した。改修工事を行うと、ホール部分だけで10億円かかるといい、解体・撤去が決定した。

 撤去後の跡地については、外部の有識者を交えて検討されていたが、公園の中心的な部分である一方でアクセスが不便な地域でもあるので、「日本庭園前駐車場」(仮称)として整備することが決定した。今年度中に解体を完了し、駐車場工事をはじめるという。

 万博当時の建物の撤去は、2002年から行われたエキスポタワーの撤去(2003年3月に完了)に次ぐもの。今年度は、万博後に建設されたプールやサイクルランドなどの撤去も行われることになっており、万博は工事ラッシュとなる。