健都に建設される高齢者向けウェルネス住宅の業者が決まり、詳細が発表されました。


吹田市は先月、吹田操車場跡地の健都(北大阪健康医療都市、吹田市岸部新町)に設置する「高齢者向けウェルネス住宅」の事業者としてパナホームのグループを選んだことを発表しました。

高齢者向けの54戸を含む98戸の貸住宅に、保育・学習・医療・フィットネス等の施設、物販店舗も入った建物になる予定です。来年度中の完成が計画されています。

完成予想イメージ

高齢者向けウェルネス住宅は、健都に移転する市立吹田市民病院よりも吹田駅側で計画されていました。「健康・医療のまちづくりを強力に推し進め、居住する人の健康寿命が延伸し、生きがいを持ちながら、安心して生活できる住宅の整備を進める」との吹田市の方針により、市民病院、国立循環器病研究センターの移転とともに、健都の開発計画の1つになっています。

場所は、市営岸部中住宅の南側、ロイヤルホームセンターが比較的近くになります。敷地は約4,200平方メートル。建設される建物は、7階建てです。

 

今回、優先交渉を行う業者として発表されたのが、パナホームのほか、パナソニックエイジフリー、アートチャイルドケア、パナホーム不動産で構成されるグループ。54戸の高齢者向け住戸、44戸の一般向け賃貸住戸が供給されるほか、下記のサービスが提供される予定です。

  • 地域密着型サービス:定期巡回・随時対応型訪問介護看護、小規模多機能型居宅介護、認知症対応型通 所介護
  • 介護保険サービス:訪問介護、訪問入浴介護、通所介護、短期入所生活介護、居宅介護支援
  • 医療系サービス:在宅療養支援診療所、薬局、訪問看護事業所
  • 病児・病後児保育

特徴としては、生活習慣病や介護予防を意識し、運動プログラム、栄養プログラムの提供、生活コーディネーターが中心となった本住宅居住者と地域住民が集うコミュニティの形成などが行われるほか、医療・介護サービスを居住者以外にも提供する拠点の構築が挙げられています。さらには移転する市民病院や循環器病研究センターとの連携も視野に入れているとのことです。

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