阪口市長が3選 当選の背景は


市民グループによる署名活動にも発展した吹田操車場跡地の再開発が争点となった吹田市長選。「阪口批判」が強まっているとも思えたが、4党推薦で組織票を固めた現職市長が逃げ切った。

吹田市長に阪口氏3選 大阪府内8市長選 – 大阪日日新聞
阪口氏は争点となった吹田操車場跡地開発事業の在り方について「市の環境シンボルとなるよう、万博公園にも匹敵する緑の空間を確保しながら市民や学識経験者とともにまちづくり計画を策定する」と主張。自民、民主、公明、社民の四党の推薦を得て堅い支持基盤をバックに当選を決めた。

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旧国鉄吹田操車場跡地の再開発の是非が争点となり、現職の阪口善雄さん(58)が、反対運動のリーダーだった新人の岩根良さん(50)を1万1729票差で破った。市民運動家らが手作りの選挙戦を繰り広げた岩根さんに対し、阪口さんは府内で唯一、4党相乗りで組織力をフル活用して勝利した。岩根さんにもう一人の新人の得票を合わせると、現職批判票が過半数を占める。阪口さんの求心力の低下は否めず、多難な3期目の船出となりそうだ。

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