人口増加の吹田市は、保育園が非常事態・・・です。


少し前に吹田市の人口が増えているということをご紹介しました。その弊害の1つがニュースになっています。保育園が足りないのです。「日本死ね」という保育園探しに苦労するお母さんのブログが国会でも取り上げられましたが、吹田がその状況の最前線とも言えます。

吹田市では、今年4月から保育所への入所を2,500人ほどが申し込んだのに対して、一次選考で入所先が決まったのは約1,500人。1,000人以上の行き先が決まりませんでした。

北摂で住みたい街として人気トップクラスの吹田市と、隣の豊中市は、保育園探しのワーストランキングを争っています。

朝日新聞を紹介します。

「何とかせいや」 関西の人気エリア、保育所難で悲鳴 – 朝日新聞

子育て世帯を中心に、関西有数の「住みたい街」として人気の大阪府吹田、豊中両市が、新年度を目前にして深刻な事態に陥っている。千里ニュータウン(NT)の再開発などに伴い、大規模マンションが続々と建設。喜ばしいはずの街の若返りが、保育所不足という新たな課題を生んでいる。

吹田市では認可保育所や認定こども園など「認可保育施設」への4月入所に過去最多の2481人が申し込み、1次選考で4割にあたる1018人の行き先が決まらなかった。

市が選考結果を発送したのは先月12日の金曜日。週明けの月曜日、市役所は赤ちゃん連れの母親らであふれた。電話が鳴り続け、職員総出で対応。順番を待つ人の椅子が足りず、別の場所からいくつも運ばれてきた。

今後2次選考があるが、1次で千人以上の行き先が決まらない事態について、市保育幼稚園課の西村直樹課長は「危機的状況」と受け止める。保育所新設などで昨年より定員を259人増やしたが、新規申し込みは373人増えた。「保育所をつくるための土地の確保が難しく、整備が追いついていない」と話す。

隣接する豊中市も定員を261人増やしたが、1次で昨年より59人多い909人が「落選」となった。

認可保育施設に入れなかった児童は増加傾向で、昨年は吹田市が582人(5年前の6・7倍)、豊中市は732人(同2・5倍)に達した。吹田市は申込者全体の9・1%、豊中市は11・5%が入れなかった計算で、割合では大阪府内の全自治体中ワースト1位と2位。府平均の5・3%、全国平均の4%を大きく上回る。継続利用を除く新規申込者だけでみると、吹田、豊中両市ともおよそ3割が入れなかったことになる。

吹田市の保育担当者は「若い世代が一気に大量に流入し、保育の需要をさらに押し上げているのではないか」と話す。豊中市では4月、NTを含む市北東部で認可保育施設5カ所が開園する予定だ。

※一部抜粋して引用しました。

2件のフィードバック

  1. […] 2016/03/08 人口増加の吹田市は、保育園が非常事態・・・です。 […]

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    匿名

    広い土地があってもマンション建てるもんな…

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