万国博ホールと美術館 10日から解体工事


日本万国博覧会記念機構は30日、万博記念公園(吹田市)内にある「万国博ホール」と元「国立国際美術館」の建物の解体工事を、今月10日から開始すると発表した。

国立国際美術館
万国博ホール(手前)と国立国際美術館跡建物。ガラス張りの外観が印象的だった。(写真をクリックで拡大)

両建物は、1970年の日本万国博覧会(大阪万博)に建設されたもの。万国博ホールはコンサートホールとして利用され、万博閉幕後の1974年から有料ホールとして再開した。昨年6月に老朽化のため閉鎖された。

一方国立国際美術館は、万国博美術館の建物・展示品をそのまま引き継いで1977年に開館した。しかし、建物の老朽化や交通の不便さなどから、11月に大阪・中之島へ移転することになり、今年1月で閉館した。

解体工事は、10日から仮囲いの設置をはじめ、来年3月10日に終える。撤去後の跡地は駐車場になるという。

解体が完了すると、万博当時から残る建物は、太陽の塔、鉄鋼館、迎賓館、万博記念機構ビル(本部ビル)のみとなる。

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